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あなたは「本当に洗練されたスタイル」と聞いて、何を思い浮かべる?最新コレクション?インフルエンサーが着ていたあのアイテム?——正直言うと、私はゼンデイヤを見るたびに、その答えが少しずつ変わっていく気がする。
先日、彼女がトム・ホランドの出場する「BERO Padel Classic」トーナメントに姿を見せたときのコーデが、ファッション界隈でひそかにざわついている。着ていたのは、なんとヴィンテージのMadame Grès(マダム・グレ)のブルードレス。しかも、それを応援観戦という”カジュアルな場”に持ち込んだことが、むしろ最高にクールだと話題になっているのだ。
Madame Grèsって何者?知らないのはもったいなさすぎる
Madame Grèsは、1930〜80年代にパリで活躍したクチュリエール(女性仕立て職人)。彼女のドレスといえば、布を縫うのではなく「彫刻するように布を巻きつける」ドレープ技法が有名で、当時の批評家たちから「布の建築家」とまで呼ばれた存在だ。現在、メゾン自体は休眠状態にあるため、新品を手に入れることはほぼ不可能。つまりゼンデイヤが着たのは、オークションやヴィンテージショップで見つけるしかない”一点もの”の歴史的な服なのだ。
日本では残念ながら、Madame Grèsの知名度はまだかなり低い。ヴィンテージ好きのコアなファッション層には知られているが、一般的にはほぼノーマーク。でも私が思うに、ゼンデイヤがこうして着ることで、次の1〜2年でヴィンテージ市場での価格が跳ね上がるのはほぼ確実だと思っている。
「T」のタトゥーとドレスの組み合わせが語るもの
もうひとつ見逃せないのが、ドレスの袖口からちらりと見えた小さな「T」のタトゥー。これがトム・ホランドのイニシャルだと気づいたファンたちがSNSで一斉に反応し、「さりげなすぎてむしろ刺さる」とトレンド入りした。派手なラブアピールではなく、ヴィンテージドレスの袖からほんの少しだけ見せる——この”引き算の温度感”こそが、今のゼンデイヤスタイルの核心だと私は思う。
これが日本に来たら、という話をするなら:「パートナーのイニシャルタトゥー」という文化は日本ではまだ少し抵抗感があるかもしれない。でも、「大切な人へのさりげないオマージュをスタイルに忍ばせる」という発想は、アクセサリーや刺繍で十分応用できるはず。むしろ日本の「さりげない愛情表現」文化とすごく相性がいい気もする。
💬 Naoより:ゼンデイヤって、単に「おしゃれな有名人」じゃないと思っていて。彼女のスタイリスト・Law Roachとのタッグが作り出す”服選びの文脈”が毎回面白いんです。今回みたいに、応援という日常の場にヴィンテージ・クチュールを持ち込む感覚、あなたはどう思う?「特別な服は特別な日に」って本当?と問い直したくなる一着でした。

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