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あなたは最後にスニーカーを買ったとき、「バージョン1.0か2.0か」なんて考えましたか? 普通は考えませんよね。でも、これから先はそれが当たり前になるかもしれない。Nikeと3DプリントのパイオニアZellerfeldが仕掛けているのは、スニーカーを「ものづくり」ではなく「ソフトウェア開発」のように進化させるという、ちょっとSFじみた話です。しかも、これは概念の話ではなく、すでに販売されている実物の話。
スニーカーが「アップデート」される時代へ
2026年5月にリリースされたNike AirMax 1000.2は、その名の通り「.2」——つまり先代モデル「AirMax 1000」のバージョンアップ版です。1987年のAir Max 1を未来的に再解釈した前作から、今回はアウトソールの形状やラグデザインを改良し、さらに製造スピードまで向上させながらも、履き心地はそのまま。靴ひもなし、全身ウェーブ状テクスチャーのユーティリティデザインもそのまま継承されています。
正直言うと、私がゾクっとしたのはここです。普通のスニーカーはモデルチェンジすれば別物になる。でも1000.2は「同じビジョンを持ちながら、内部構造だけアップデートする」という思想で作られている。これってAppleがiOSをアップデートする感覚と同じじゃないですか? スニーカーが「製品」ではなく「プラットフォーム」になろうとしている。
「Air Works」プログラムが示す、靴づくりの未来地図
さらに興味深いのが、このコラボが単なる限定スニーカーの話で終わっていないこと。NikeはZellerfeldとの連携を軸に、初の「Air Works」プログラムを2025年5月から始動。世界中のクリエイターをナイキ本社に招き、メンターと一緒に「コミュニティにインスパイアされた3Dプリント Air Maxスタイル」を共同開発するという取り組みです。
日本ではまだ、3Dプリントスニーカーといえば「実験的なもの」「高すぎて手が出ない」というイメージが根強い。でもNikeがZellerfeldと組んでここまで本格的に量産・販売ルートを整えてきたということは、近い将来「普通にSNKRSで買える3Dプリントシューズ」が日本でも当たり前になる日は、想像より早いかもしれません。実際、AirMax 1000.2はNike SNKRSアプリでも販売されており、インフラは着々と整っています。
💬 Naoより:「スニーカーのバージョン管理」というコンセプト、初めて聞いたとき思わず笑いそうになったんですよね、良い意味で。でも考えれば考えるほど、これ本当に革命だと思う。製造業のあり方を変える話だし、「モノを買う」から「進化を追う」という消費体験の変容でもある。あなたは次に靴を買うとき、バージョン番号を気にしてみたくなりませんか?

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