F1がストリートに降りてきた。LAブランド「NAHMIAS」とのコラボが、レーシングファッションの常識を変えるかもしれない

「F1グッズ」と聞いて、あなたは何を思い浮かべる?チームロゴがデカデカと入ったキャップ、ポリエステルのポロシャツ……正直、「これ普段着れないな」と感じたことが一度くらいあるんじゃないかと思う。でも今、その常識がひっくり返ろうとしているんだ。

LAのカルチャーが、サーキットと衝突した

2026年のマイアミGPに合わせて、Formula 1がロサンゼルス発のプレミアムブランド「NAHMIAS(ナーミアス)」とコラボレーションを発表した。NAHMIASは2018年にデザイナーのDoni Nahmias(ドニ・ナーミアス)が独学でゼロから立ち上げたブランドで、カリフォルニアのサーフ・スケート・音楽カルチャーを根っこに持つ、いわゆる”LA産のリアルなやつ”。そのブランドが今回、レーシングスーツからインスパイアされたモトジャケット、テクニカルなトラックセット、パーカー、グラフィックTeeを展開するカプセルコレクションを作り上げた。

個人的に刺さったのは、Doniのコメントだ。「レーシングスーツが持つ精密さと意図性を、NAHMIASのフィルターを通して再解釈したかった。リアルで、洗練されていて、現代のファッションと繋がっているものに」。これ、”コラボっぽいコラボ”を量産してきたスポーツ×ファッションの文脈とは、明らかに温度が違う。

80歳を超えた元F1チャンピオンが、キャンペーンの顔になる理由

このコレクションのキャンペーンビジュアルに起用されたのが、元F1ワールドチャンピオンのサー・ジャッキー・スチュワート(Sir Jackie Stewart)。60〜70年代に活躍した英国のレーシングレジェンドだ。最新のストリートウェアコレクションに往年のレーサーを連れてくる——一見ミスマッチに見えるけど、私はこれ、すごく正解だと思っている。

F1がここ数年で「スポーツ」から「カルチャー」へと急速に変貌を遂げているのは、あなたも感じているんじゃないかな。Netflixのドキュメンタリーが若い世代を引き込み、セレブがサーキットに集まり、ファッションウィークとの接点も増えた。その流れの中で、ジャッキー・スチュワートという”本物の歴史”を持ってくることで、コレクションに深みと正統性が生まれる。ノスタルジーと現代性を同時に着こなすって、これ相当うまいやり方だ。

コレクションはF1公式ストアとNAHMIASのウェブサイトで販売中。マイアミ・デザイン・ディストリクトではポップアップも開催され、マイアミ限定カプセルも展開された。今後も各グランプリに合わせて限定ドロップが予定されているとのこと。日本GPと紐づいたコレクションが出てきたりしたら、日本でも一気に話題になりそうだけど、今のところ日本への展開はまだ見えていない。待っていてもしょうがないので、気になる人は海外サイトをチェックしてみて。

💬 Naoより:正直言うと、F1×ファッションのコラボって今まで「へえ、そういうのもあるよね」くらいの感覚だったんだ。でもNAHMIASというブランドの哲学と、ジャッキー・スチュワートの起用を知ったとき、「これは本気のやつだ」と思った。スポーツブランドがファッションに近づくんじゃなくて、ファッションブランドがスポーツの”魂”を解釈しに行く——この順番の違いって、案外でかいと思うんだよね。あなたはどう感じた?

👀 次回気になるテーマ:F1だけじゃない——ル・マンやMotoGPもファッションと融合しはじめた「モータースポーツ×カルチャー」の最前線。

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