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あなたのクローゼットに、何年も眠っているお気に入りの服はある? 「古すぎて着れないかな」と思って、なんとなく後回しにしているやつ。実は、今まさにその感覚が世界のファッション最前線で爆発的に支持されている。
先日、ヘイリー・ビーバーがマイアミのF1イベントに登場した姿が話題になった。彼女が着ていたのは、トム・フォード時代のイヴ・サンローラン、なんと2004年のシルクハルタートップ。20年前のピースを、何事もなかったかのように今のスタイリングで着こなしてみせた。これ、正直かなりやばい。
なぜ「2004年のトム・フォード」がいま響くのか
トム・フォードがイヴ・サンローランのクリエイティブ・ディレクターを務めていた1999〜2004年は、”官能とラグジュアリー”が交差する、あの時代独特の美学が生まれた黄金期。露出と上品さが絶妙なバランスで共存するデザインは、当時から「性的すぎる」と賛否を呼んだほどだった。
でも今、その美学がリバイバルしている理由はシンプルだと私は思う。Z世代が「本物のセクシーさ」に飢えているから。過剰にキュレーションされたSNS映えに疲れた世代が、トム・フォード時代の「圧倒的な意志のあるデザイン」に惹かれるのは、ある意味必然なんじゃないかな。
ヘイリーが今回合わせたのは、ローライズのデニムスラックスとシンプルなサンダル。主役はあくまでトップス。これだけで2024年のマイアミのF1ディナーが成立してしまうんだから、ヴィンテージの底力は本物だ。
「アーカイブファッション」という新しい価値観は日本に来るか
海外では、こうした「デザイナーズアーカイブ」を掘り起こすスタイルが、セレブだけでなく一般のファッション好きにも広がっている。ザ・リアルリアルやヴェスティエール・コレクティブといったラグジュアリーヴィンテージ専門プラットフォームの市場規模は、2030年までに約35兆円に達するとも言われている。
日本ではまだ「ヴィンテージ=古着好きのためのもの」というイメージが根強い気がする。でも正直言うと、これは変わりつつある。原宿や代官山のセレクトショップでもアーカイブピースの取り扱いが増えているし、国内のオークションでトム・フォード期のサンローランに高値がつく事例も出てきた。
これが日本のメインストリームに来たとき、「新品を買う」という当たり前の選択肢がじわじわ書き換えられていくんじゃないかな、と私はにらんでいる。
💬 Naoより:ヘイリーがF1の”ファーストレディ”ことアレクサンドラ・ルクレールとディナーしていたという背景も面白くて。スポーツ×ファッション×アーカイブが交差するこのシーン、今の時代を象徴してる気がした。あなたが今持っている「古いけど捨てられない服」、もしかしたらそれが一番「今」かもしれないよ。

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