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あなたのクローゼットに、一枚だけ「何にでも合うのに、なぜかオシャレに見える」ジャケットがあったとしたら? 実はいま、世界のセレブたちがこぞって手を伸ばしているのが、もともと農場や工場で働く人たちのために作られた「チョアコート(Chore Coat)」なんです。ハリー・スタイルズ、ジェイコブ・エロルディ、オースティン・バトラー……錚々たる名前が並ぶこのトレンド、一体なぜ今なのか、ちょっと掘り下げてみたくなりました。
「作業着」が最高のファッションアイテムになるまで
チョアコートの原点は、19世紀のヨーロッパにあります。フランスの農夫や職人が着ていた丈夫なワークジャケット、いわゆる「ブルーゾン・ド・トラバイユ」がルーツ。シンプルな箱型シルエット、胸元と腰のパッチポケット、そして飾り気のないボタン。余計なものを全部削ぎ落とした結果、逆にどんなスタイルにも溶け込む「万能さ」が生まれました。
正直言うと、私がこれに注目したのは「なぜ高級ブランドが今さらこれを作るのか」という疑問からでした。ところが調べるほど納得で、A.P.C.やMargiela、Engineered Garmentsといったブランドがこぞってチョアコートをコレクションに取り入れ、どれも即完売。「ワークウェア=本物の服」という価値観が、ラグジュアリーファッションとぴったり重なったんですね。
ハリー・スタイルズたちが選ぶ理由、そして日本への波
ハリー・スタイルズがデニムのチョアコートを羽織りながらコーヒーを片手に街を歩く写真が出回ると、SNSでの検索数は一気に跳ね上がりました。ジェイコブ・エロルディはオーバーサイズのキャンバス地を選び、オースティン・バトラーはレトロなコーデュロイで着こなし。三者三様のスタイルが示しているのは、「このジャケットに正解は一つじゃない」ということ。
そしてここが面白いところ——日本ではまだ「ワークジャケット」や「カバーオール」の文脈で語られることが多く、「チョアコート」という言葉自体が浸透しきっていません。でも考えてみると、日本には「モノを大切に着る」「機能美を愛でる」文化がある。ユニクロのセンスあるベーシックを好む層にも、古着好きの目利きにも、絶対刺さるアイテムだと思うんです。これが日本に本格上陸したら、秒でスタンダードになる未来が見えます。
価格帯も幅広くて、古着ならヴィンテージのフレンチワーカーズが数千円から見つかる一方、Engineered Garments製なら4〜6万円台。好みと予算に合わせて入口が選べるのも、トレンドとして裾野が広がる理由のひとつです。
💬 Naoより:私がチョアコートに惹かれるのは、「オシャレしようとしていない感じが、結果的に一番オシャレ」という逆説が詰まっているから。ハリー・スタイルズが着るとそれが完璧に体現されていて、思わず「ズルい」って言いたくなった(笑)。あなたはクローゼットに「一枚だけ残す覚悟のアウター」、もう決まってますか?

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