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ちょっと待って。スニーカーに、スコットランドの伝統手織り生地を使う——そんな組み合わせ、あなたは想像したことがあっただろうか。しかも、それをあのナイキがやっている。2026年、Nike Dunk Lowにハリスツイードを使ったモデルが、ほぼ告知なしでひっそりと再入荷された。派手な広告もなし。SNSの大騒ぎもなし。なのに、気づいた人たちの間でじわじわと熱を帯びているのが、今このスニーカーなのだ。
ハリスツイードって何がそんなにすごいの?
まず知っておいてほしいのが、ハリスツイードというファブリックの「格」について。これはスコットランド最北端、アウター・ヘブリディーズ諸島の職人たちが手作業で紡ぎ、手織りするウール生地で、ハリスツイード法(1993年制定)によって厳格に保護されているほど。産地も製法も指定されていて、品質を保証するオーブ(球体)のスタンプがないと「本物」と名乗れない、世界でも稀なファブリックだ。
これが、ストリートスニーカーの代名詞・ダンクのアッパーに貼り付いている。正直言うと、最初に写真を見たとき「本気か?」と思った。でも実物の画像を見るほどに、そのミスマッチが絶妙なんだよね。ざらっとした質感のツイードと、ゴム底のスポーティなシルエット。この組み合わせが持つ「エレガントな矛盾」に、妙に惹かれてしまう。
なぜ「静かな復活」がかえって話題になるのか
今回のリストックで興味深いのは、ナイキがあえて大きく騒がなかった点だ。ハイプを煽らない、限定感を強調しない。でもそれが逆に「本当に知ってる人だけが知ってる」空気を生み出している。Highsnobietyがこれを取り上げたことで、コアなスニーカーヘッズとファッション好きの間で静かに拡散中。
背景にあるのは、ここ数年のラグジュアリー×スポーツウェアの融合トレンドだけじゃない。「量産されないモノへの憧れ」が、若い世代にも確実に広がっている。ハリスツイードのような「作るのに時間と技術がかかるもの」を取り入れることで、大量消費に疲れた消費者の心をつかむ戦略とも読める。ナイキの動き、侮れない。
日本ではまだほとんど認知されていないが、これが国内で正式展開されたら——クラフト好きな層とスニーカー好きが交差する場所で、確実に刺さると思う。ビームスやユナイテッドアローズあたりが絡んできたら面白いことになりそうだ、と私は密かに期待している。
💬 Naoより:スニーカーって「速さ」や「派手さ」のイメージが先行しがちだけど、このダンクはそこに「手仕事の重さ」を持ち込んでいる。それがすごく今の気分に合ってる気がして。あなたは、毎日履くものにどこまで「ストーリー」を求める?これを見てたら、ちょっと考えさせられてしまった。

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