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あなたのスニーカーラック、「紫」って何足ありますか?赤でも青でも黒でもない、あの絶妙に扱いにくい色。でも正直言うと、今シーズンの世界のスニーカーシーンはパープルへの執着がすごいことになっています。そしてその中でも「これは一線を画す」と思わせてくれたのが、Nike SBが2026年夏に向けて放ったプロスケーター・イシュード・ウェアのシグネチャーモデル、Air Max Ishod “Grand Purple”です。
「紫1色」じゃないから面白い——3層カラーリングという発明
このスニーカーの何がすごいって、紫を「1色」として使っていないことです。Grand Purple、Noble Purple、Gravity Purpleという3つの異なる紫を、靴のパーツごとに意図的に使い分けている。マッドガードや靴底まわりには暗くて重みのある深紫をどっぷり配置して、アイステイやカラー、トゥには明るめのトーンを乗せることで「奥行き」を作っている。
私がこれを見て真っ先に思ったのは、これはもはやファッションの「グラデーション理論」をスニーカーに持ち込んでいるということ。同系色のトーン違いで立体感を出す手法って、実はハイエンドのファッションブランドが服のデザインで使う技法に近い。$115という価格でそれをやってのけているのは、ちょっと反則だと思う。
さらに細部がいい。ホワイトメッシュのタン(ベロ)でモノトーンに逃げず、ラベンダーのレースで軽さを足して、ブラックアウトされたスウッシュで全体を引き締める。ソールの後部にはうっすらアイシーブルーのチャンクが仕込まれていて、これが「締めのスパイス」として機能している。配色を語る人間として、この靴の設計者にちょっと話を聞いてみたくなりました。
スケートシューズが「街でも通用する」時代になった背景
イシュード・ウェアはNBAのスター選手とも親交が深い、スケート界でも随一のカルチャー横断型アスリートです。そんな彼のシグネチャーモデルが、スケートパフォーマンスを落とさずにここまでファッション性を高めてきたのは、偶然じゃない。
スケートシューズって長年、「ごついけど野暮ったい」という宿命を背負ってきた。でもここ数年、Nike SBやVansのプロモデルは「スケーターが普段着でも履ける靴」を意識した設計に明らかにシフトしている。Air Max Ishodはその最先端にいるモデルで、ヒールのAir Maxクッションという機能的な核心を持ちながら、こうして大胆な色語りを乗せてくる。
日本ではまだこのカラーウェイは正式リリースが確認されていないけれど、Nike SBは国内のスケートショップとの連携が強い。渋谷や大阪のスケートカルチャーを考えると、このモデルが日本上陸したときの反応は想像するだけでワクワクします。夏前に$115で手に入るなら、「買わない理由がない」と感じる人は多いはずです。
💬 Naoより:正直、最初に「グランドパープル」って聞いたとき「また紫かあ」と思っていたんですよね。でも実物の配色写真を見た瞬間に「あ、これは違う」ってなった。同じ色を3層で使い分けるって、言葉にすると地味なんだけど、目に飛び込んできた瞬間の「なんかリッチな感じ」の正体はそこにあったんだと思います。あなたはスニーカーで「攻めた色」を選ぶ派ですか?

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