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あなたが何年もかけて温めてきたアイデアを、土壇場で「それ、うちが先に使います」と奪われたら?怒りを通り越して、笑えてくるかもしれない。でも、それが実際に起きた。しかも相手は、ロックの殿堂入りバンドと、世界興収10億ドル超えのミュージカル映画という、スケールがちぐはぐすぎる対決だ。
「めちゃくちゃ頭にきた」——デイヴ・グロールが明かした舞台裏
フー・ファイターズのフロントマン、デイヴ・グロールが最近のインタビューで衝撃の事実を告白した。バンドが新アルバムに付けようとしていたタイトルが、映画『ウィキッド』の続編『Wicked: For Good』とモロに被ってしまい、リリース前にタイトルの変更を余儀なくされたというのだ。グロール本人の言葉を借りれば、「I was so pissed(めちゃくちゃ頭にきた)」。あのデイヴ・グロールがそこまで言うのだから、相当だったに違いない。
正直言うと、私がまず「へ?」と思ったのは、フー・ファイターズほどのバンドでも商標や命名権のトラブルに巻き込まれるという現実だ。音楽業界とエンタメ業界の権利関係は、年々複雑化している。アルバムタイトルに法的な制約がかかるなんて、一般のリスナーには見えにくい話だけど、これは氷山の一角に過ぎない。
「For Good」という言葉の重さ——そして変更後のタイトルが持つ意味
「For Good」というフレーズは、ブロードウェイミュージカル『ウィキッド』の中でも特に感動的な楽曲のタイトルで、今回の映画第2弾のサブタイトルにもなっている。ユニバーサル・ピクチャーズが全力でプッシュするこの大作と、同じ言葉を冠したアルバムが同時期にリリースされれば、混乱は避けられない——というのがレーベル側の判断だったのだろう。
バンドは結果的にタイトルを変更したが、この出来事は単なる「ケンカ沙汰」ではなく、現代のエンタメ産業における「言葉の所有権」という深いテーマを突きつけている。映画、音楽、ストリーミング、グッズ——あらゆるものがブランド化され、言葉ひとつにビジネス的な重みが宿る時代。フー・ファイターズでさえ無縁でいられないのだから、もはや誰も例外ではない。
日本ではまだこういった「アルバムタイトル変更騒動」がここまで大きく報道されることは少ないけれど、K-POPや国内アーティストのグローバル展開が進む中で、同じ問題が近いうちに表面化しても全くおかしくないと思っている。
💬 Naoより:「For Good」って、永遠に・良い方向に、という意味を持つ言葉。フー・ファイターズがその言葉に込めようとしていた想いが何だったのか、変更後のタイトルを聴いたときに改めて考えさせられそう。あなたなら、何年も温めたタイトルを奪われたとき、どう立て直す?

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