「タコスといえばメキシコ」——そう思ってるあなた、ちょっと待って。アメリカ・カリフォルニア州の州都、サクラメントに、シェフたちがこぞって足を運ぶタコスの聖地があるって知ってたら?正直、私もこの記事を読むまで完全にノーマークだった。
ファーマーズマーケットから始まる「食の冒険」
著名シェフのNyesha Arringtonがサクラメントを訪れた映像を見て、まず驚いたのが街の食文化の密度の高さ。彼女が最初に向かったのはミッドタウン・ファーマーズマーケット。ここで出会うのが、その場で調理された本格パエリア、どっしりと重みのあるオレンジ、そして「Thriftyのアイスを乗せたピーチコブラー」というカリフォルニアらしすぎる組み合わせ。
日本でも朝市や産直マーケットは増えてきたけど、「料理して食べさせてくれる」場所がここまで自然に市場に溶け込んでいる光景は、まだなかなか見ない。ファーマーズマーケットが「食材を買う場所」じゃなくて「食体験ごと売っている場所」になっている点が、決定的に違うと思う。
「Nixtaco」——モンテレイ仕込みの技が変えるタコスの常識
そしてArringtonが次に向かったのが、今回の記事で私が一番興奮した場所、Nixtaco。メキシコ・モンテレイ出身のシェフが手がけるこのタコスショップ、名前の由来からしてただ者じゃない。「ニシュタマリゼーション(nixtamalization)」——トウモロコシをアルカリ水で処理して栄養価と風味を引き出す、何百年も続くメソアメリカの伝統技法からとった名前だ。
つまり、トルティーヤ一枚にすら妥協しない、という宣言。日本に来ているメキシカン料理の多くは、正直このレベルの「原点へのこだわり」まで届いていない。これが日本に来たら——いや、このマインドを持ったシェフが日本で開店したら、タコスの概念が更新される気がしてならない。
💬 Naoより:この記事を読んで、私が一番引っかかったのは「なぜサクラメントなのか」という問いだった。LAでもサンフランシスコでもなく、州都という「地味ポジション」の街が、実は食の最前線になっているという逆説が面白い。移民文化と農業地帯が交差する場所だから、なのかもしれない。あなたの街にも、まだ誰も注目していない「食の原石」が眠ってたりしない?
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