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「好きな人がいるのに、なんでそんなに悲しそうなの?」——そんな皮肉めいた問いかけが、アルバムタイトルになっている。オリヴィア・ロドリゴの3rdアルバム『You Seem Pretty Sad for a Girl So in Love』が発表されたとき、SNSのタイムラインが一瞬止まった気がした。あの『SOUR』でグラミーを総なめにした彼女が、また何かやらかそうとしている。
SNLのステージで初披露——「Drop Dead」と「Begged」が刺さりすぎる
アメリカの伝説的な生放送コメディ番組『Saturday Night Live(SNL)』。ここに出演するミュージシャンは、いわばアメリカのポップカルチャーに「正式に認められた」サインでもある。オリヴィア・ロドリゴは今回、新アルバムから「Drop Dead」と「Begged」の2曲をSNLで初披露した。
「Drop Dead」——直訳すれば「くたばれ」。でもこれ、ただの怒りソングじゃない。彼女が歌うと、怒りの中に絶望と未練が滲んでいる。正直言うと、私はこの曲名を見た瞬間に「あ、これは相当ヤバい感情から生まれた曲だ」と確信した。一方の「Begged」は「懇願した」という意味。両曲を並べると、感情の振り幅が恐ろしいほど広い。
SNL放送後、Xのトレンドには「Olivia Rodrigo」「Drop Dead」がほぼ同時に浮上。アメリカだけでなく、フィリピン、ブラジル、韓国でもトレンド入りした。これはもう一部のポップスターの話じゃなく、完全にグローバルな現象だ。
アルバムタイトルが「天才的に意地悪」な理由
『You Seem Pretty Sad for a Girl So in Love』——このタイトル、よく読むと誰かに言われた言葉の引用っぽいんですよね。「恋してる子にしては、ずいぶん悲しそうね」って、誰かに言われたのか、自分に言い聞かせたのか。どちらとも取れる曖昧さが、むしろリスナーの想像力を刺激しまくっている。
1stの『SOUR』は10代の怒りと痛み、2ndの『GUTS』は自己矛盾と成長。そして3rdは「愛しているのに幸せになれない」という、大人になってはじめて本当の意味でわかる感情を扱っているように見える。彼女はまだ21歳なのに、この感情の解像度はなんなんだろう。
日本ではまだ、オリヴィア・ロドリゴは「『ドライバーズ・ライセンス』の人」として知られていることが多い。でも今回のアルバムが日本でもちゃんと届いたら、間違いなく「推し」になる人が続出すると思う。あの歌詞の刺さり方は、言語を超える。
💬 Naoより:正直、アルバムタイトルを見た瞬間に「これ、誰かに実際に言われた言葉だろうな」とぞわっとした。音楽って、誰かの日記を読んでいる感覚になる瞬間があるけど、オリヴィア・ロドリゴはその感覚を毎回更新してくる。あなたは「Drop Dead」と「Begged」、どっちが先に刺さりそう?

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