「レモンバーはもう古い」と思ってたあなたへ――この技法を知ったら考えが変わるかも

突然だけど、聞いてほしい。レモンのお菓子って、なんとなく「さっぱり系・脇役」みたいなポジションじゃないですか? チョコやキャラメルの陰に隠れがちな、あの黄色いやつ。でも最近、海外のベーキングシーンでそのイメージをぶち壊す動きが起きていて、私は完全にその沼にはまっています。

「レモンバー」って何? まず、ここから

レモンバーは、サクサクのショートブレッド生地の上に、とろりとした濃厚なレモンカードをのせて焼いたアメリカの定番焼き菓子。ブラウニーのレモン版、と言えば伝わるかな。日本では「レモンタルト」は見かけるけど、このバー形式はまだまだ少数派。カフェのケースに並んでいても、なんとなく素通りしてしまう人が多いんじゃないかと思う。

でも、Bon Appétit のベーキングシリーズ「BA Bake Club」でJesse Szewczykが紹介したレモンバーは、ちょっと違う。「sour pucker(すっぱいあの感覚)をレベルアップさせるスマートな技法」と紹介されているんだけど、正直これを読んだ瞬間に「え、技法? レモンバーに?」と椅子から身を乗り出した。

何がそんなにスマートなのか、問題はここだ

詳細なレシピはBon Appétit本誌・サイト側に譲るとして、核心にあるのは「酸味をいかに立体的に感じさせるか」というアプローチ。ただレモン汁を増やすだけじゃない。素材の使い方の順番や組み合わせの工夫で、口に入れた瞬間の「きゅっ」とした感覚を、余韻まで設計しているらしい。

これ、正直すごく現代的な考え方だと思う。甘さをコントロールする時代から、「酸味をデザインする」時代へ。日本のパティスリーはフランス菓子の影響が強いから、こういうアメリカ発の「シンプルな焼き菓子を技術で昇華する」流れは、まだあまり入ってきていない気がする。これが日本のカフェやベーカリーに入ってきたら、レモン系スイーツの見え方がガラッと変わると思うんだよね。

💬 Naoより:私がこの記事に反応したのは、「地味な定番を再発明する」という視点が好きだから。レモンバーって、誰でも知ってるようで誰も深掘りしてこなかった存在じゃないですか。あなたの周りにも、そういう「まだポテンシャルを発揮していない何か」があると思う。それを見つけた人が一番おもしろい、ってこのレシピが教えてくれた気がした。次に喫茶店でレモン系スイーツを頼んだとき、ちょっと意識して食べてみてほしいな。

👀 次回気になるテーマ:「酸味」をキーワードに世界で広がるフェルメンテーション(発酵)スイーツ――日本の甘酒スイーツとの意外な接点とは?

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