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あなたは今日、何気なくメッセージを送ったかもしれない。でも、その内容が「読もうと思えば第三者に読める状態」だったとしたら? 実はiPhoneとAndroidの間でやりとりされるテキストは、長年ずっとそういう状態だった。世界中のセキュリティ研究者たちが何年もAppleに「いい加減にしてくれ」と言い続けてきた問題が、ようやく動き出した。
そもそも何が問題だったのか
iPhoneどうしのやりとりは「iMessage」という暗号化されたシステムで守られている。ところがAndroidユーザーと話すとき、iPhoneは古い規格「SMS/MMS」か、より新しいがセキュリティに穴があった「RCS(Rich Communication Services)」に切り替わってしまう。RCSはLINEやWhatsAppのように既読表示や高画質の写真送信ができる便利な規格だけど、AppleがiOSに実装した当初の仕様では、エンドツーエンド暗号化——つまり「送った本人と受け取った相手しか読めない」状態——がなかった。つまり、通信の途中で傍受しようと思えばできる、”開けっ放しの封筒”状態。正直言って、これは2024年代の話とは思えない遅れ具合だった。
iOS 26.5で何が変わるのか
Appleが発表した「iOS 26.5」では、RCSにエンドツーエンド暗号化が正式に適用される。iPhoneとAndroid間のメッセージが、ようやくWhatsAppやSignalと同レベルの保護を受けられるようになる。これはGSMA(通信規格の国際機関)が定めた新しいRCS標準に準拠したもので、GoogleもAndroid側からこの対応を進めている。両社がここまで足並みを揃えるのは珍しく、それだけこの問題の根が深かった証拠でもある。私が特に気になるのは「なぜAppleはここまで時間をかけたのか」という点で、一説にはiMessageのエコシステムを守るため(Androidに乗り換えにくくする”グリーンバブル問題”)という見方もあるほど。
日本では通常のSMSよりLINEが圧倒的に普及しているので、「そもそもSMSもRCSも使わないよ?」という人も多いはず。でも、ビジネスの連絡や海外の友人とのやりとりを考えると、RCSの安全化は決して他人事じゃない。そして日本でも、キャリアがRCSを使った公式メッセージサービスを展開している以上、今後この話題が国内でも浮上してくる可能性は十分ある。
💬 Naoより:正直、「やっと?」という気持ちが半分、「でも動いてくれたのはよかった」が半分。LINEが当たり前の日本にいると感じにくいかもしれないけど、世界の多くの人がiPhone↔Androidの暗号化なしメッセージに何年も依存してきた。テクノロジーの”当たり前”って、誰がどこで決めているのかを考えると、ちょっとゾッとしませんか?あなたは普段、誰とどのアプリでやりとりしているか、一度見直してみてほしい。

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