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あなたは旅に出られない日、何で気分を変えていますか? 音楽? 映画? 実は今、アメリカでは「料理で旅する」という感覚が静かに、でも確実に広がっている。世界最大級の料理メディアBon Appétitが毎年出す「トラベルイシュー」——旅をテーマに組まれた特集号——が2026年春版を公開し、SNSのフード界隈がじわじわと騒ぎ始めているんです。
「旅するレシピ」って何が違うの?
今回Bon Appétitが並べた顔ぶれが、なかなか面白い。ベイクドチェダー&リークのパスタ、メープルマスタードのシートパンサーモン、そしてストロベリーショートケーキロール。一見バラバラに見えるこの3品、実は「どこかの街角で食べた記憶」を呼び起こすという共通軸がある。
チェダーとリーク(西洋ネギ)の組み合わせはブリティッシュパブの定番。メープル×マスタードのサーモンはカナダの家庭料理の温かさそのもの。ストロベリーショートケーキをロールケーキに仕立てるのは、アメリカ南部のホームベーキング文化へのオマージュだ。どれも「旅先で食べた、あの味」を自分のキッチンで再現できるように設計されている。正直言うと、私はこういう「料理を通じた記憶の再現」という発想が、今の時代にものすごくフィットしていると思っている。コロナ禍以降、人々が食に求めるものが「映え」から「体験」へシフトしているのは、世界共通の流れなんですよね。
日本ではまだ届いていない「シートパン革命」の話をしよう
今回のレシピで私が特に気になったのが、シートパンサーモンという調理法。「シートパン」とはオーブン用の天板のことで、食材を全部並べてオーブンに入れるだけ——というアメリカ発の調理スタイルが、ここ数年で完全に市民権を得ている。
アメリカではすでに「Sheet Pan Dinners」というカテゴリーがレシピサイトで独立するほどの人気ジャンルで、Pinterestのトレンドレポートでも毎年上位に入ってくる。日本でも「ワンパン料理」は浸透しつつあるけど、オーブン文化がベースにあるシートパン料理はまだ本格的には来ていない。でも日本のキッチン事情(スペース・コンロ文化)を考えると、これが来たら相当刺さると思う。魚料理との親和性も高いし、和のテイストで応用できる余地がめちゃくちゃある。
メープルシロップ×粒マスタードという組み合わせも、日本人の「甘辛好き」に直撃するはずで、これが日本のレシピメディアに乗っかったら一瞬で広まる気がしてならない。
💬 Naoより:旅に出なくても、キッチンが旅の入口になる——そのコンセプト、個人的にはすごく好きです。食べることって、結局「どこかの文化を体に入れること」だと思うから。あなたは料理で「旅した気分」になれたことってありますか? もしあるなら、それってきっとレシピ以上の何かが入っていたはず。そのあたり、もう少し掘り下げてみたくなってきた。

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