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「ステーキって、なんとなく注文してる」——そんなあなた、正直に手を挙げて。メニューを開いても、焼き加減を聞かれても、なんとなくフィーリングで乗り切ってきたこと、あるんじゃないかな。実は欧米のステーキカルチャーには、知る人ぞ知る「プロの流儀」がある。これを知ってるか知らないかで、同じ値段を払っても体験が全然変わってくる話をしたい。
「フィレを頼めば間違いない」は、実は損してる
多くの人が高級ステーキハウスでフィレ(ヒレ)を選ぶ。柔らかくて食べやすい、確かにそれは本当。でも、ステーキ通の間でずっと言われていることがある——「フィレは肉の個性が一番薄いカットだ」と。
欧米の本格的なステーキハウス、たとえばニューヨークの老舗「Peter Luger」やLAのアルゼンチン系ステーキハウスのシーンで常連が頼むのは、リブアイやポーターハウス、そしてハンガーステーキといった、脂の乗ったカット。ハンガーステーキなんて日本のメニューではほぼ見かけないけど、向こうでは「バジェットカットの王様」として熱狂的なファンがいる。筋が一本入っているから扱いが難しく、職人の腕が試される。だからこそ、うまいステーキハウスほど自信を持って出してくる。
正直言うと、私が最初にハンガーステーキを食べたとき、「なんでこれ今まで頼んでなかったの」と自分に突っ込みたくなった。日本ではまだこのカットを前面に出している店は少ないけど、知識として持っておくだけで次の選択肢が広がる。
「ソースは断る」「バターは確認する」——本当にうまい店の見分け方
ステーキの達人たちがやっていることがもうひとつある。それは「余計なものをそぎ落とすこと」。一流のステーキハウスでは、良質な肉にソースをかけるのは邪道とされる。塩とコショウ、そして質の高いバター——それだけで肉の味が完結するからだ。
逆に言うと、ソースの種類が多い店ほど「肉そのものに自信がない」という見方もできる。これ、かなり辛辣だけど、欧米のフードカルチャー界隈では割と共通認識だったりする。
もうひとつのポイントが「バターの質」。アメリカの名店では、仕上げに乗せるコンパウンドバター(ハーブや塩を混ぜたもの)の種類でシェフの哲学が出る。日本でも最近、熟成肉ブームで肉の質への関心は高まってきた。でも、「その肉をどう食べるか」という文化的な深さは、まだまだ輸入されていないと思う。これが日本に本当の意味で根付いたら、ステーキハウス体験がガラっと変わるはずだ。
💬 Naoより:ステーキってシンプルな料理だからこそ、「知識」が体験を何倍にもしてくれる食べ物だと思う。フィレを頼み続けてきた自分を責める必要はないんだけど(私もそうだったし笑)、次にステーキハウスに行くとき、あなたはどのカットを試してみたいですか?
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