「水を飲む場所」に助成金が出る国——アメリカで静かに広がる「給水ステーション文化」が面白い

あなたは一日に何回、水を飲むことを「意識して」選んでいますか? 実は今、アメリカでは「水を飲める場所をつくること」そのものが、社会的な投資として認められ始めています。ペットボトルでも自販機でもなく、無料で水が飲める場所を街に増やすために、お金が動いている——これ、ちょっと気になりませんか?

「給水ステーション」に助成金、という発想

アメリカのAmerican Water Charitable Foundationが、Missouri American Waterと組んで、地域の非営利団体(501(c)(3))に向けた「給水ステーション設置助成金」の申請受付を開始しました。公園、学校、コミュニティセンターなどに、誰でも無料で使えるハイドレーションステーション(高機能な給水機)を設置する費用を支援するというプログラムです。

正直言うと、最初に聞いたとき「水道水でいいじゃん」と思いました。でも調べるほどに、これは単なる「水飲み場の話」じゃないと気づいたんです。アメリカでは低所得地域ほど安全な水へのアクセスが不平等で、ペットボトル水に頼らざるを得ない人も多い。給水ステーションはその格差を物理的に埋めるインフラとして機能しているんです。

日本にこれが来たら、どう変わるだろう

日本では水道水の品質は世界トップクラスなのに、街中で「水を無料で飲める場所」って意外と少なくないですか? 観光地で外国人が水を買わざるを得ない場面を私も何度も目にしてきました。「日本の水はおいしいのに、なぜ飲めないの?」って。

このアメリカの取り組みが面白いのは、「給水インフラ=慈善活動」として社会に定着させようとしている点です。インフラを整えることを企業のCSRや財団の使命として位置づけることで、継続的に資金が回る仕組みを作っている。日本でもここ数年、マイボトル推進やSDGsの文脈で「給水スポット」が少しずつ増えてきましたが、それを支える資金の仕組みがまだ育っていないと私は思っています。助成金という形でコミュニティが動く文化、日本にも持ち込めたら何かが変わる気がする。

💬 Naoより:この記事を書きながら、「インフラって誰が作るものか」をずっと考えていました。行政だけじゃなく、財団や非営利団体が助成という形で街の風景を変えていく——この発想、すごく好きです。あなたの街に無料の給水スポットがあったら、マイボトル持ち歩く習慣、変わりそうですか?

👀 次回気になるテーマ:「マイボトル文化の最前線——北欧で当たり前になった『水の持ち方』が、旅と環境をどう変えたか」

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